日本は発展途上国?フィットネス先進国アメリカはやっぱり規模が違う!
- 2017/01/29
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日本でも盛り上がりつつあるフィットネス市場だが…
日本でもフィットネスブームは盛り上がる一方!と言いたいところですが…たしかに市場規模は拡大していますが、他国と比べるとまだまだと言わざるをえないのが正直なところ。今回は本場のアメリカや欧州の現状と、日本のフィットネス市場の規模を比較してみたいと思います。
日本にはまだまだ伸びしろがあると考えるべきなのか。それとも、国民性的にフィットネスは向いてないと考えるべきなのか…。私は前者だと信じていますけどね!
米国の規模は正に桁違い!
それでは早速、フィットネスの本場である米国の状況を数字で確認してみましょう。2014年、米国のフィットネスクラブの件数は34,460軒。会員数は5400万人で参加率は17%でした。それに対し我らが日本は…フィットネスクラブは4,375軒。会員数は419万人。参加率はなんと3.3%でした…。人口が違うので軒数や会員数が少ないのはある程度仕方ありませんが、それにしても参加率が違い過ぎますね。これはアメリカ人がフィットネス好き過ぎるというよりも、日本人のレベルが低すぎると考えるべき数字だと思います。
欧州でもフィットネスが熱い!
一方、欧州におけるフィットネス市場はどのような規模になっているのでしょうか。2014年のイギリスを例にとってみると、フィットネスクラブの件数は6019軒。会員数は790万人で参加率は12.6%となっています。米国程ではありませんが、日本と比べると約4倍の参加率ですね。米国だけでなく欧州とくらべても日本人のフィットネスに対する意識は低いと言わざるをえないのです。
日本はアジアの中でも後進国
実は日本はアジアの中でもフィットネス後進国なのです。昨今経済成長の著しいアジア地域ですが、中でも筋トレに対する関心が今ひとつ盛り上がっていないのが日本と中国なんですね。逆に韓国やインド、中東地域では国家ぐるみで強いフィジーク選手やボディビルダーを育成しようという機運が高まっています。現状、日本はボディビル関連の歴史が他国と比べて長いこともあり世界選手権等でも優秀な成績をキープできていますが、このままでは数年で他のアジア諸国に追い抜かれてしまうことは間違いありません。
日本人の美意識や肉体に対する意識の低さは決して欧米人に対してのみではなく、同じアジア人に対しても劣っているというわけです。
今後は?東京五輪が起爆剤に?
というわけで残念ながら現状の日本では筋トレはまだまだ市民権を得ているとは言えない状況です。フィジークやベストボディ等、新たなジャンルも創設されてはいますが、これから全世代の参加意識をもっともっと育てていかなくてはいけませんね。
先日行われたリオ五輪では日本人選手の活躍が盛大に報道されました。2020年に開催される東京五輪に向けて、これからどんどんスポーツ関連の機運は盛り上がっていくことでしょう。それに併せてフィットネスや筋トレ分野もガンガン市場規模拡大のために動いていってもらいたいですね。格好いい体、魅力的な体は一部の特別な才能を持った人達だけのものではありません。ごく普通のどこにでもいるオヤジだって数ヶ月から1年程度頑張るだけでまるっきり生まれ変わることができるんだということを知ってもらいたいと思います。