起業ネタが思い浮かばないときの3つのアイデア創出法
- 2017/01/25
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必要に迫られて「週末起業」を始める人が増えている
最近では起業に対するハードルが下がってきており、誰でもチャレンジできる時代になりました。起業と聞くと「資本金をあつめて事業計画書を作成して、日本政策金融公庫から融資審査を受けて~」といった大げさなものを想像しがちですが、必ずしもそこまで本格的なものを想定する必要はありません。実際に、週末起業というスタイルで、会社を辞めずに、休日やオフタイムを生かしたプチ商売で副収入を得ているサラリーマンは沢山います。
一昔前では、起業する人の動機としては「大金持ちになりたい」などの野心が背景にあるケースが目立ちましたが、景気が悪化した現代ではどちらかというと「会社の給与だけでは生活が苦しい」「昇給が見込めず将来が不安」といった、必要に迫られて副業にチャレンジするケースが増えています。今ではインターネット回線とパソコンさえあれば、小規模の商売であれば誰でも今すぐにスタートさせることができます。
とはいえ、「何か副業をしたい」と思っても、アイデアがすぐに浮かぶ訳ではありません。さらにアイデアが思い浮かんでも、それを事業ベースに落とし込むにはそれなりの努力が求められます。しかし、それでも「アイデア」がなければスタートすらできません。ここでは、起業ネタを発見するためのコツをいくつか紹介します。
商売のネタは需要を発見することから始まる
「必要は発明の母」と言われている様に、どんなビジネスでも、需要がそこにあるからこそ成立しています。その需要を発見し、それを満たすサービスや商品を考え出すことからアイデアの創出が始まります。そのためのコツを以下に紹介します。
古い業界の構造を調べる
よく、「自分ならお世話になることなんてないのに、あの業界はなぜ成り立っているのだろう」「昔からあるあの商売って何故潰れないんだろう」と感じたことのある業界はないでしょうか。「町の電気屋さん」「廃品回収」など、当たり前の様に存在していて、「意外と利益が出る仕組みが知られていない業界」の構造を調べることで、新規参入の可能性を発見できることがあります。例えば、「観光組合」という既存の仕組みに風穴をあけた「ホテル最安値検索サイト」などは、古い業界に注目したよい例でしょう。スタートアップベンチャー企業では、このように「既存の業界に構造的欠陥がないか」を探すことは定番となっています。
自分では行かない店にあえて行ってみる
業界だけではなく。趣味や嗜好ごとに「常識や慣習」が形成されているものです。例えば、「普段行かない飲食店や専門店などに行ってみると新たな発見がある」ということはよくある話で、商売ネタを探している人の多くが実践しています。
特技や趣味を棚卸しする
週末起業の規模では、自分自身が従業員となって働くことが前提となるかと思います。その場合、自分自身のスキルのみが頼りです。多くの人が週末起業を始めるにあたって、まず行うのが「自分の棚卸し」です。自分では「大したものではない」と考えているスキルでも、前述した「知らない業界」「古い業界」へ参入したときに活かせる場合が多々あります。
「古い業界」「自分の知らない業界」「自分の特技」この3つをカギに考えてみると、驚くほどアイデアが浮かんでくるかと思います。