年末から続く正月の詐欺に要注意
- 2017/01/01
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新年早々気を引き締めて生活する
12月は詐欺が最盛期を迎えるという話しもありますが、年を越したからと言って安心はできません。年末から正月にかけて稼ぎ損ねた詐欺師や、松があけても正月気分が抜けないおめでたい人を狙った詐欺師の暗躍は続きます。
そこで、最近の詐欺事情をまとめてみます。
・送り付け詐欺
一時期、ネガティブオプションという横文字で報じられることが多かった詐欺商法が送り付け詐欺です。詐欺というより、恐喝に近いイメージですね。強盗と言っても良いくらい卑劣な犯行で、頼んでもいない商品を勝手に送りつけて、代金を払えというものです。売買契約が成立するためには、買い手の購入意思が適法に表示されなければなりません。これがない以上、1円も支払う必要はないのです。相手が何を言ってこようとこの原則は変わりません。
ただし、その商品を使ってしまった場合などは追認が推定される危険性が生じます。注意すべきは、他人の物を勝手に処分したり粗末に扱ったりしてはいけないことです。対処としては、14日間きちんと置いておき、それから処分するか、引取りを要請して7日経過後に処分するかです。
代金引換で送りつけられることもありますので、代引き荷物が来る予定の有無を家族で確認しておく必要もありそうです。
・振り込め詐欺
詐欺の定番となった振り込め詐欺ですが、年末年始は何かと物入りです。そこで、適当な理由を付けて金を引っ張ろうとする連中がいることに注意しないといけません。特に、独立した子供を持つオヤジ世代は、正月に帰省しなかった子供と勘違いしないように警戒してください。
・新型振り込め詐欺
このような名称があるのかどうかはわかりませんが、従来型の振り込め詐欺とは区別しないと騙される危険があるのが新たな振り込め詐欺の手口です。
誰もが利用している公共料金や、それに準じるサービスの請求書を装って振り込ませる手口が報告されています。見慣れた体裁に騙されないように中身をチェックしてください。
また、裁判所の名前を勝手に使って書面を送る手口もあります。拘束力のある書面は、特別送達郵便でしか届かないことを知っておきましょう。迷ったら、公表されている裁判所の電話番号へ。書面や封筒に書いてある電話番号は詐欺師直通です。
詐欺の手口は新旧豊富
・個人情報聞き出し詐欺
売り込みの電話を装って、家族の個人情報を聞き出そうとする連中が増えているようです。お年寄りなどは、巧みな話術に乗せられてうっかりいろいろ喋ってしまうこともあるとか。その場では何か被害があるわけではありませんが、後日、その情報を悪用される危険性があります。オヤジとしては、家族に警戒を発令してください。
・寸借詐欺
「財布を落として切符を買えないので、少しお金を貸してください。」などと、善人の心に訴えかけるのが、古典的な詐欺の手口のひとつである寸借詐欺です。正月気分でつい他人にやさしくしてしまうオヤジは気を付けてください。たいした金額でないから引っかかりやすいのが厄介です。
・当選景品呼び出し商法
昭和の時代ほど活発ではないようですが、なくなったわけではないのが「当選しました!景品を渡しますので来てください」というおびき寄せ商法です。当選までのプロセスはいろいろですが、いきなり言われても拒否する人が多いでしょう。そこで、街頭アンケートに応えた人をターゲットにするなどの工夫が施されます。
行ってみると、確かに景品をくれますが、それどころではない額の商品を売り込まれます。敵地に乗り込むような危険な真似はしないでください。
ちなみに、当選を利用する商法は、他にもバリエーションが豊富に存在するようです。
世知辛い話ではありますが、新年早々、詐欺被害に遭わないように十分注意しましょう。