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風雲急を告げる?2017リーディングジョッキー争い

  • 2017/01/31
  • ライフスタイル・娯楽
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  • のりき 夢丸
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上位陣が調子を崩すなかで

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2017年競馬界も1か月を過ぎた。
今年の騎手リーディングは、序盤から波乱の展開を見せている。

2016年あれだけ勝ちまくった戸崎、ルメール、デムーロが軒並みランク外。福永、川田は事故等でそもそも乗れない状態。
たまたま巡り合わせで勝ちあぐねているならまだいい。
しかし、ルメールは1日に2度の落馬、川田も落馬負傷、福永はインフルエンザで乗り替わりと、なにかツキにも見放された印象がありあり。

2017騎手リーディングは、どうも一筋縄じゃいかない印象なのだ。

 

 

押し出されるように台頭した第2グループ

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じゃあ今の首位は誰かといえば、勝率で全騎手中唯一の2割越えを果たす、田辺裕信騎手。
京成杯でもコマノインパルスを堂々の横綱相撲で勝たせるなど、目下の勢いは誰にも止められない模様。
それをウチパクと松岡が追うという展開だ。

西はもっと情勢が混沌としている。
全国3位に和田が顔を出し、いちおう西所属の岩田が後を追い、菜七子ちゃんと外国出張中のユタカがまだ6位で間に合っている状況。
騎乗馬ラインナップの層の厚さから見れば、もはや「西は誰も勝っていない」状態とさえ言える。
ユタカが帰ってきたら、さぞやほくそ笑むだろうな。

 

 

このまま、はないだろうけど

まだ始まって1か月。
戸崎とデムーロは2着が多い現状(デムーロの連対率はトップクラス!)だから、この2人はタイミングさえ合えば勝ち星量産も可能だろう。

ちょっと深刻なのがルメール。
グリーンチャンネルという(いちおう)公共の電波で解説者から「まったく乗れてない」とバッサリ切られるほど、輝きを失っている。
そこへきてあの連続落馬。「かえってこれで厄が落ちた」とひどいことを言う関係者もいるとかいないとか。
それならいいが、V.シュミノー騎手の評判が連日うなぎ上りということもあって、一刻も早い復調が待たれるところだ。

 

 

上位勢の勢いはホンモノか

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さてトップの田辺くんの成績をちょっと分析してみると、確かに充実のひと言。
特別戦14戦5勝、重賞1勝、芝6勝ダート7勝。
つまり早い話が「どこでも勝ちまくり」という訳だ。
もともとが「ここぞという勝負どころ」を逃さない人。
物怖じしない性格に流れまで味方しているのだから、冬が明けるまではついていって損はないだろう。

昨年100勝に惜しくも届かなかったが、ウチパクもようやく良くなってきた。
こちらは平場で泥臭く勝ち星を積み重ねている印象。
手駒も少しずつそろってきたので、暖かくなってから大舞台での一発を期待しよう。

馬券で狙いたいのは「西の盛り返し」現象。
このまま黙っているはずはなく、だれかが今まで取りこぼした分を勝つはず。
それが福永なのか、岩田なのか、ユタカなのか、はわからないが。

この記事の作者

のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。 競馬血統ブログ「ほぼ毎週競馬ナビ」にて執筆中。
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